薬の服ませ方

ちょっとコツを掴んだ気がするので紹介します。
まず、一般的に言われている服ませ方をwebで拾ってみました。
http://www.milbemycin.com/cat/sick_09.html
http://blogs.dion.ne.jp/russianvivian/archives/3908508.html
これ以外には好物に混ぜて服ませる方法もあるようですが、ウチはカリカリが基本ですし、薬を服ませるたび(朝晩2回/日)に好物をあげることにあまり賛成できないので、その方法は取りません。
基本的な方法の「上あごを抑えて口を開かせ、喉の奥に錠剤を入れて(放り込んで)素早く口を閉じる」という方法を行っていました。この方法は、うまくいく場合もあるのですが、大抵は2錠のうち片方は吐き出してしまいます。吐き出す原因は、口を開けても舌を一生懸命動かして、薬が放り込まれた途端に口の横の方に押し出すのです。
吐き出された薬は再度服ませなきゃいけなくなり回数が増える分、猫にとっても不幸。なぜうまくいかないのか?自分なりに分析してみました。
薬を服ませるときの口を開いた状態は大体図の通りです。

喉の場所は大体赤丸のあたりで、このように既に舌の根元で塞がってます。”喉の奥に錠剤を入れる”と言っても、この状態で喉に放り込むのは舌を動かしている一瞬を狙うしかなく、かなり大変。おまけに猫の方も抵抗しようと暴れるので、確実にホールドしつつ絶妙なタイミングで狙った場所に放り込むなんて、スポーツやってんじゃないんだから状態です。
そうなんです、薬を服ませるには抵抗する猫をなんとかするってことも入ります。タオルでくるむとか二人掛かりでという方法もあるようですが、毎度毎度タオルでくるむのは大変でそれだけちょっとりた労力。独り暮らしの人だと二人掛かりも無理ですよね。できればサッと抱いて、サッと服ませて、ハイ!終わり。にしたい。早く作業が済めば抵抗も減るはすです。

そこで、薬を放り込む位置を上あごの奥に変えてみました。(青丸の所。赤の点線は喉の位置) 喉の奥に放り込もうと意識するとどうしても手前側に落ちてしまいがち。しかし上顎の奥だとそこから喉に滑り込むように落ちて行きます。当然ながら、上顎の奥を狙うには猫の頭を後にそらせる必要がありますが、これは仰向けに近い姿勢にすれば大丈夫そうです。
手順はこんな感じ

  1. 自分の膝に抱きかかえた姿勢から上から上顎を抑える
  2. 残った手に錠剤を持ちながら、門歯を触って口を開かせます
  3. そのまま仰向けに寝かせるような感じで頭を反らせ、上顎の奥に錠剤を放り込む
  4. 錠剤が滑って喉の奥(舌の向う)に入ったのを確認しつつ
  5. 口を閉じて飲み込むのを待つ

自分でも予想してたより手際よくなり、一瞬の作業でした。おじゃ子も抵抗する時間がなかったのか、拍子抜けしたような感じでストレスがかなり減った感じがします。
ということで、薬を服ませるのが大変な方は、ぜひ試してみてください。

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