<猫>

[リビング探検前]
<食事のこと>
おじゃ子は、ノラの頃から食べなれてるからかドライタイプを機嫌よく食べてくれる。
だからまぁあまり手間は掛からないが、何を与えるかきちんと調べるに越した事はない。
いつまでも長生きして欲しいしね。

で、猫の食事に色々調べてみた。

まず色んな本やらネットを見て気づいたのは、そもそも動物というのはそれぞれの生態に合わせた食物を処理するようにできているということだ。
猫なら肉食動物としてかなり特化した存在なのだから、雑食の人間や犬とは異なるということはきちんと念頭に置く必要がある云々、ってことだ。
これは、鋭い、見事な論理だ。
で、この生態ってのは肝らしく魚についても注意が必要らしい。
 
まず、基本的に猫は魚類を食べるようになっていない、らしいのだ。
日本では、猫と言えば魚を食うものというイメージがあるが、これは日本だけのイメージらしい。
そもそも野生の猫はほとんどが陸上で狩りを行うので魚介類を摂取することはほとんどなかった。
つまり、体が魚介類を処理するようになっていない。
たとえば、煮干や鰹節などは、マグネシウムが含まれて居たり塩分過多になりやすいとか、マグロやカツオなども不飽和脂肪酸が含まれているため、食べさせすぎるのは身体によくないと。
イカやアワビなんかはそもそも食べさせちゃいけない物となっている。
 
「そんなこと言ったって、昔は猫に魚とか普通にあげてても問題なかったよ」って反論があるかもしれない。
しかし、昔と今は違う。
昔は、放し飼いが多く、人間が与える餌以外も、ネズミや昆虫などを食べていたはず。
つまり魚以外からの栄養もきちんと摂っていたというのだ。
また、寿命も昔と今では随分違い、昔は問題がでる前に寿命が尽きてしまっていた可能性も多分にある。
てなことも、どっかの本のウケウリだ。
 
じゃあ、キャットフードにマグロや煮干が入ってるのはどういうわけだ、って疑問になるが。
どうやら市販のキャットフードに入ってる魚介類は塩抜き処理をおこなっているらしい。(ネットのどこかで読んだ)
一応塩抜きして安全基準はクリアということなんだろうな。
 
しかし、塩抜き処理をしている食材というのは引っかかる。
塩抜きというのは基本的に水につけて行うワケだが、塩だけが機嫌よく抜けてくれるなんてことはあり得ない。
塩と一緒に他の成分も抜けていると考えていいだろう。
当然パッケージに書かれているような成分は含まれて居ると考えても良いだろうが、それ以外の数値に出ないミネラル成分などは抜けちゃうんじゃないだろうか。
例えば野菜などでも、無機肥料で育てたのと有機肥料で育てた物では、味が違う。
○○という成分があれば大丈夫ですよ、なんてのは現時点で判ってる範囲の必要な成分であって、それ以外の細かい色んな成分は切り落とされている。
育つには育つが、それが心身共に健康となるのに本当に充分かと言えば、おそらく否。
 
で、栄養分を残そうとしたら完全な塩抜きなんてできないのは当然。
そら安全な範囲まで行ってはいるだろうが、あくまでも範囲の上限を越えていないだけで上限に近いところにいるのかもしれない。
そういうキャットフードをいつも食べさせるということは、あんま健康的にはおもえないなぁ。
 
そういう目で見てみると、魚介類が入ってるというかメインなんかになっているキャットフードというのはどうも怪しい気がしてきた。
お店でキャットフードを眺めてみても、日本のメーカーは軒並み魚が入っており、海外の製品にはほとんど入っていない。
ネットでもキャットフードのレビューなどを見てると、某カ○カ○や、某フ○○キーなどはやたらと食いつきが良いという話が多い。
人間に置き換えれば、誰でも好むような健康に良い料理なんてのをつくるのはかなり難しい。
そういうのは大概がジャンクフードやお菓子の類だ。
色んな猫がやたらとがっつくなんてのは、なんか怪しすぎる。
怪しいと疑うだけじゃだめなので、試しにウエットタイプの某カ○カ○をちょいと食べてみた。
う〜ん、こりゃ味が濃いわ。旨み成分も多そうだが、塩分もかなり濃い。
これを毎日食わせるのは、ちょっとって感じだなぁ。
(ついでに、アイ○スのカリカリも食ってみると。う〜ん、これはまたなんとも珍妙な味だ。鰹節を炒ったようなカスカス感。味もそれなりにあるが、濃いというほどのモンでもない。)
とりあえず、某カ○カ○のウエットタイプはかなり濃いというのがオレの感想。

てことでオレ的には魚介類が入ったキャットフードはあんま食べさせたくない、というのが今のところの結論。
この話題、もうちょっと続くかも