JPGでいいやと思ったワケ

「画像劣化せずに画質調整ができる」というメリットが大きければ、画面確認がメンドくさくてもRAW形式は使えるかも。てことで、画像編集用ソフトのNikonCaptureの体験版を試してみた。
感想は、なるほどそれなりに調整の幅はあるみたいだ。でもなんか操作感がいまいち。Photoshopなんかで感じる、ワクワク感みたいな物が無い。起動もえらく遅い。画像を劣化させずに調整ができるというのは確かに凄い事何だろう。でも画像を選択したりするだけで、あれだけストレスを味わいそれを乗り越えてたどり着いたのがこれか? ニコンの画像を編集するためだけにこのソフトの操作をイチから覚えるのか…。
正直、そこまでしての魅力を感じない。風景写真や広告写真の場合、取り直しができないことの問題ってのは大きいんだろうなと思う。でも、趣味で写真を扱うとするなら、キレイな写真を撮るというよりも、写真を撮る楽しみを味わう方が大事じゃないかと思う。
あ、撮りたいな!と思う瞬間にカメラに手が伸びる。そういう感覚になってないと、撮ったは良いけど現像メンドくさいしな。だとたぶんカメラを触るのさえ厭うようになっちゃうだろう。
おまけに後々のことを考えても、撮った時点では気づかなかった良い写真を互換性が無い形式で保存していたらどうなる。OSがXPからVista、もしくは別の形式になったとき、はたしてD50で写した画像はそのまま表示できるのか?
ボツかどうか判らない写真全てを現像した状態で保存することが無い以上、互換性の無いデータはかなり危険だと思う。そんな不安定な状態で得られるメリットが、画像劣化せずに調整できるというところのみ。
画像の閲覧や保存で膨大な時間を費やすぐらいなら、沢山シャッターを押して良い写真を撮れるように努力した方が写真の腕はあがるだろうし、変なストレスを感じることも無い。JPGならその道は開けていると思う。現に、撮った写真を確認し、良いカットがあった時の喜びをイヤというほど味わっている。やっぱ、JPGでいいじゃん。
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